「アトランティスのこころ」(スティーブン・キング)を読み終える

結局、返却期限に間に合わず、継続で借りる(もちろん[下]のみ)。今回も、たまたま(普段ほとんどやらない)2週間前(はじめに借りることになった日)と同様「バイオハザード0」(の今回はLEECH HUNTERというExtra Game)をやっていて、同様に4時45分発4時55分着の駆け込み手続きだった*1
子どもの学校が休みだと、なかなか集中して読むことはできない。が、それだけではない。後半の50ページぐらいで、なんかペースダウンするのだ。これは、他の本でもよくあることだし、子どもも「ハリー・ポッター」シリーズを読んでそう言っていた。
ひょっとして、作家の苦労が読者に憑依するのか。なんとかして終わらせなければならないという苦労である。当然、その部分はそれまでのノリノリとは異なる色になってしまって、読後感も納得のいかないものになってしまう。あのノリノリのまま唐突に終わってくれてもよかったのに・・・そんな気もする。落ちなんかいらないのではないか。
だが、最後の50ページと最初の100ページぐらい(エンジンがあったまるまで?)を除いた途中1000ページぐらいはさすが。読者をぐいぐいぐいぐい引っぱっていく。中断することができない。便所へ行くときも(小でも!)本持参である。
今までにそういう本は2冊しかない。1冊は、

パニック・裸の王様 (新潮文庫)

パニック・裸の王様 (新潮文庫)

もう1冊は、
ガダラの豚

ガダラの豚

である。
あ、そうそう。表紙や裏表紙の写真を見て「なんかこれ映画で見たかも」と思ったのだが、読んでみたら始めっから終わりまでまったく映画のことなんか思い出さなかったよ。たぶん見たことなかったんだね。