あきらめてこれを書く

読んじゃってから、と思っていたが、ちょっと読み終えれそうにないので、あきらめてこれを書く。
何せ、明日が返却期限なのだ。子どもは[継続すればいいじゃん]というが、できればそうしたくない。
現在[下]の426ページ。昨日はたしかまだ[上]を読んでいたので、今日だけで500ページ以上読んだと思う。近所のMaxValuに米を買いにいくことと、ときどき庭の植物の様子を見に行く(というよりも休憩)以外はずーっと読んでいる。
それにしても、[偶然]というのは作家にとっては都合のいいものであり、読者にとっては運命的な何かを感じられるものであって、ますます作家にとっては都合のいいものである。
いっそのこと、何の偶然もないお話を読んでみたいものだとも思うが、そうなると登場人物がそれなりに増えて人間関係が複雑になり過ぎたり、一種の神秘性のようなものがまるでなくなってリアルで即物的な物語になったりするのだろうか。というよりも、本物の現実だって、結構[運命のいたずら]みたいな出会いがあるような気がしないでもない。というわけで、[偶然]はますます作家にとって都合のよいものになる。

アトランティスのこころ〈下〉 (新潮文庫)

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