大きな声のわけ

このまえの日曜日(12日)、窓を閉め切っているにもかかわらず、おもてから大きな声が聞こえてきた。かなり大きな声である。が、何を言っているのかはさっぱりわからない。駅前でだれかが演説しているのかとも思ったが、もっと遠いところから聞こえてくる。お祭りの「わっしょいわっしょい」というかけ声のようでもある。運動会のアナウンスのようでもあるが、音楽はない。それに、運動会の音にしては大きすぎる。家から見える有松小学校を見ても、万国旗が飾り付けられているわけでもない。しかも、もっと遠いところから聞こえてくる。
ということで、小学校の向こうにある有松中学で、学校のではなく、学区かどこかの会社の運動会でもやっているのだろう、なれないからボリューム上げすぎてんだろう、お祭りのかけ声みたいのはきっと綱引きの応援でもやってんだろう、と思っていた。
が、妻が仕事から帰ってきて言うには、国道1号線に超大量の右翼の街宣車が来ていてゆっくり走りながら超大音量でなにやらわけのわからぬ(何を言っているのか聞き取れないの意)ことをがなりたてていたようである。機動隊も相当数いたとのこと。
それで音源は特定できたわけだが、ではなぜ右翼がそんな超大量にいたのか、それは謎のままだった。
が、きょう新聞を読んでいると、ちょうどその日その時その場所で、共産党県委員会など主催の「あいち赤旗まつり」(筆者注:「あいち」や「まつり」が平仮名というのがいやらしい。ビジュアルを考えてのことだろうが。「やわらかさ」や「したしみやすさ」を演出したい下心が見え見え。「まつり」はともかく「あいち」は本来漢字表記だろう)というのがおこなわれていた、という記述を発見。な〜るほど。納得です。
いやそれにしても、集結する場所もない(あのへんの国道1号線は片側1車線で路肩もせまく停車することもできない)ので、移動しながら作戦ときたわけか。で、そのためには、大量の街宣車が必要だったというわけだな。天下の国道1号線を封鎖しちゃうのは、さすがにためらわれたか。残念。