本がなかなか読めない

きょうの新聞はなかなか読みごたえがあった。といっても何が書いてあったのか、さあ言ってみろと言われたところで何も思い出せない。しかし、読みたくなるような記事が多かったのだ。ちなみに俺は、スポーツ欄はすっ飛ばしである。高校野球が終わって、すっ飛ばすところが減ったせいかもしれない。
「恐怖の存在」(マイクル・クライトン)は、ようやくちょっと面白くなってきた。地球温暖化が仮説に過ぎず、温暖化しているというデータの解釈も恣意的であれば、データそのものも信頼性に欠ける、というところである。
なるほど言われてみればそのとおり。あたりまえのように思っていることの足もとに目を向ければ、そこには半透明なものがあるだけなのだ。確実なものなど何もない。自分の感覚も不確実。論理ですら確実であるとは言いがたい。みんな、へろへろなのである。