メルベンの最後

去っていくメルベン

朝、名鉄整備に鍵を持っていく。すると、「何万円じゃないよ」と言う。俺はてっきり「何千円」かと思いぬか喜びする。そんなわけないのに。つまり「何十万円」ということ。発電機だけで軽く10万は超えるという。そんなわけで、修理はやめた。買い換えるにしても、ただ売っぱらうだけにしても、あるいはしばらく様子を見てまた修理をしたくなったとしても、そのまま名鉄整備においておくわけにもいかないので、とりあえず自宅まで持っていくことにする。セルはきのうよりも回らない。またもやポータブルのバッテリーみたいなものをつないで始動。「発電量が少ないので走れば走るほど駄目になる」といわれたが、走り出したらあまりにも快調なので、ガソリンもほぼ満タンだし、少し周辺を流した。
家族会議みたいなことを経て、結局、手放すことになった。ダイハツへもっていけば0円であることはわかっているので、ふたたび(みたび?)ガリバーで見積もりをとることにした。ガリバーまで行こうとすると、「向こうでエンジンがかからなくなったらどうするの?来てもらえんの?」と妻に言われ、出張査定というのがあることを思い出す。
というわけで出張査定。査定の人がエンジンをかけたとき、一発でかかったのでほっとする。結果は15000円。クレーム保険みたいのをかけて-3900円。トータル11100円となる。いや、印鑑証明だのなんだの(車検証記載の住所から3回転居しているので)と必要となるので、それらの発行手数料を引いて10500円というところか。まあ、0円よりましということで。
査定の人に聞いたら、任意保険の「中断」という制度があるらしく、それで間があいてもノンフリート等級が引き継げるとのこと。何もあわてて次のクルマを買う必要はないのであった。保険屋に問い合わせると5年間有効(三井ダイレクト損保の場合)ということなので、新型エンジン搭載のミラバンが出たら買うことにしようと思う。あるいはそれ以前に必要が生じてなにか買うことになるかもしれない。いずれにしても5年以内。これを忘れないようにしないと。何しろ、ノンフリート等級は最高の20等級だから。これだけは金を出しても買えないからね。
1993年のちょうど今ごろ、4年落ちで買って13年。長い付き合いだった。