「死神」(清水義範)*2を返す

またもや自転車で図書館にいく。今週は日曜日から完璧に1日おきである。そのせいか体がだるい。全体が軽い筋肉痛という感じ。プラス軽い腰痛。
ちょっと講釈めいたところもあったが、全体的におもしろかったし、その講釈自体もよかったよ。
むかし梅原猛が、「殺した相手にたたられないように神社にまつる」と書いていたのを読み、「なるほどねぇ」と思っていた。が、そういう感覚は人を殺した場合だけでなく普通の死についても当てはまるんだ。しかも対象は人だけでない。家を建てるときは地鎮祭をするし、井戸を埋めるときも何かおまじないをする。俺んちもやった。日本人の宗教は仏教や神道キリスト教の衣を着ているが中身はそういう「御霊信仰」なんだな。これを読んで確信したぜ。
まあ、そういうのって日本人だけじゃないと思うけどね。「霊」とか「魂」とか「神」とか「精霊」とかって、世界中(たぶん)どこにでもある概念だから。