今日の夕飯

今日の夕飯は、ウィスキーと枝豆とスモークチーズと鮭の昆布巻きと未調理の田作りとSANTANAのWelcomeである。妻と子どもたちは北スポーツセンタに行っている。
ついに買ってしまった。「凛」2.7リッター。自堕落な生活が目に見えているので、退職後は禁忌にしていたのだが、とどのつまりはこのざまだ。酔っ払って寝ると朝が起きづらいからいかんのだ。そうでなくても最近いかんのだ。妻が朝食の用意をすることしばしば。これでは「主夫」でなくて本当に「ひも」だ。しかし、コストパフォーマンスはあれが一番すぐれているからなあ。
そしてWelcome。これはCaravanseraiなどと並び、SANTANAの最高傑作のひとつだと思っている。When I Look Into Your Eyesを聴くと、30年ほど昔に兄の豊橋の下宿へ行ったときのことを思い出す。あのとき東名を走る兄のブルーバードUでSANTANAのベストを聞いたことを。すると、芋づる式に思い出がよみがえる。市電に乗ったこと。サウナ。A氏のお宅。おしゃれな喫茶店での朝食。高校生の俺にとっては非日常的なことの連続で、いま思えば、まるで夢の中の出来事のようだ。
特にA氏のお宅体験は俺にとってかなり鮮烈だったようで、その印象が今回の我が家の設計にも相当に影を落としている。何しろ古い記憶でいささかの変調はあるだろうが、とにかく広かった。玄関を入ると大きなワンルームで、ソファのあるところから見るとキッチンははるかかなた、右のほうの壁は暗くてどこにあるのかわからない。A氏は自分の部屋で電動工具ブイブイいわせてスピーカーの工作。部屋にはPAのようなものが所狭しとではなく余裕で置いてあった。