地獄や天国が満員にならないわけ

地獄や天国が(なぜか地獄が先)死んだ人でどうして満員にならないのだろう、満員になるはずだからそんなものはありえない、と思っていた。しかし、満員にならない方法を発見した。
地獄に行っても天国に行っても、やっぱりまた寿命があるのだ。そして地獄や天国での行いによって、またもや地獄や天国に振り分けられる。そしてまた・・・。で、この世は、その地獄や天国のひとつに過ぎない。繰り返される地獄や天国の途中のひとつ。この世を生きている人の中には「この世は地獄」という人もいれば「この世は天国」という人もいる。それもそのはず。この世はひとつなんだけど、過去にどういう行いをしたかによって地獄にもなるし天国にもなる。そして、この世に生まれて死ぬまでがひとつの区切りではない。今日の行いがよければ明日は天国であるし、今日の行いが悪ければ明日は地獄だ。しかし、今日/明日の区切りは午前0時か?そんなはずはあるまい。時刻なんてのは人間が決めたもの、区切りはそれより早くたって遅くたってかまわない。つまり区切りはいつでもいい。というか、まさに「今」こそが区切りであって、今よりも前(過去)の行いで今よりも後(未来)が天国となるか地獄となるかが決まるのである。