「ボイス・オブ・ムーン」*3

Sir Robert BURNETT’S London dry gin

しらふで見ると眠たいが、酔っ払ってみると笑える映画。フェリーニの映画でこんなに笑えるとは。
久しぶりなのはフェリーニの映画を見ることでもあるし、GINを買って飲むことでもある。ザーサイとキムチとフェリーニが肴だ。GINを買いたくなったのはジョージ・オーウェルの「1984」のせいでもある。
何のために生まれたのか生きているのかなんてことは考えなくても生きていけるが、どうしても答えが欲しければ教えてやろう。それは「偶然」だ。石ころが偶然生まれて偶然存在するように、生命だって偶然生まれて偶然存在する。目的なんかあるはずがない。目的をでっち上げることはできる。でもそれは人間が考えること。自然に目的などあろうか。
マイケル・ジャクソンと「美しき青きドナウ」。そして俺は「2001年:宇宙の旅」を思い出し、木星のかなたへと飛翔する。