ローズガーデン読了

240ページそこそこの本なんで、読み出したらあっという間だ。共通の主人公[村野ミロ]にまつわるお話が4編。インドネシアとエッチな女のつぎは、幽霊さわぎに同性愛者。さらに、歌舞伎町の中国人ホステス。そしてSM女王。いかにもおもしろそうなネタをそろえやがったな、という感じ。
でも、感動もなければ爽快感もない。考え込んでしまうようなこともない。文学としての新しさもないし、へんちくりんで新奇なものごとが登場するわけでもない。すらすら読めるだけ。