キャンプ(つづき)

新鹿

それはとてもめずらしいことなのだ。それというのは、1日もあめがふらなかったことである。毎年1日はあめがふる。降水量のおおさは日本屈指の地域なのでそれもしかたないのか。
しかし、ことしはふらなかった。でも、去年よりすずしかったので、おれはうみでおよがなかった。それでもこどもたちはブギーボードをやった。
いくところはいつもおなじなのに、こどものあそびがかわっていくのがおもしろい。かんがえてみれば、成長しているのであたりまえなのだ。
ことしはあらたに魚つりがくわわった。タモあみでちいさなえびをすくい、それをえさにしてはぜをつるのである。はじめはいととはりだけでやっていた。それでも十分つれるのだが、おちているたけのえだをはらってさおをつくった。かえってつれなくなった。