『ロスト・シンボル』ダン・ブラウン(著)越前敏弥(訳)★★★★☆

ロスト・シンボル 上・下 2冊セット

ロスト・シンボル 上・下 2冊セット

評価はちょっと厳し目かもしれない。この人のこういうスタイルもまだ2作目にしてちょっと食傷気味。おもしろいんだけどだから何?って本はよくあるけど、これもそのよくある中の一つだな。宗教に関する蘊蓄も{まあそんなとこだろう}という程度だし、フリーメイソン(リー)に関してのそれは{ああなるほどね}。ワシントンDCの建造物についてのそれも{あ、そう}と某国の前元首のような反応しか生まれてこない。肝心の暗号についてもなんか簡単というか、あれを知らなきゃわからないが知ってれば必然的にわかるというものか、{それはアカンだろう}というもので、俺としては共感できるものではなかった。
それになにより純粋知性科学というなんとも似非科学っぽいものが大きな役をあたえられているのが気になった。あれは別にいらないんじゃないか。なくてもいいんじゃないか。あるいは別のものでもいいんじゃないか。あれのせいで[トンデモ]くささが納豆レベルからクサヤ級にパワーアップしている、と思う。にもかかわらず、それを登場させているということは、純粋知性科学はよほど著者のお気に入りで、むしろそれこそが著者のいちばんアピールしたいことだったのではないか。

スマホで音声メモができる

モバイルGoogleマップナビのWiFi圏外でのアプリ切替時の動作 - 主夫の生活で書いたように、おれのスマホは取説に音声メモ形ができない旨かかれていた。が、さっき、ホーム画面に登録してないはずのエバーノートとウィジェットがあり、マイクのアイコンがあったのでタップしてみたら録音がはじまったっぽくなって、完了とやったら保存されて、それをひらいたら再生ボタンがあって、それをタップしたら音声が再生された。これはいい。音声メモはいままでもときどき使っていたのだ。歩きながらだとこれが便利なのだ。しかも、エバーノートに保存されるとなればローカルの保存域に負担をかけなくて(といってもありあまるほどの容量があるのだが)いいや。
ついでに、そのウィジェットにはカメラアイコンもあって、そこからカメラを起動できる。撮影して[OK][完了]とやればやはりエバーノートに保存される。ああ、でもこれは、ローカルにも保存されるみたいだな。

便所のライトのインジケータ

このまえ道を歩いていてふと気になるものが落ちていたのでひろってみたら、片面に光電池、反対側にLEDとその他の部品のついた基板だった。もちろん充電池なんかついているわけはなく、光電池に光があたっているときしかLEDは点灯しない。しかし、光電池に光があたっているようなときは当然明るいわけで、明るいためにLEDが光っていてもよくわからないし、そもそも明るいときになぜLEDを点灯させなければならないか、まるで意味がわからない。
ということでまったく使いみちのわからないシロモノで、しばらく日のあたるところにうっちゃっておいたのだ。
ところで、家というものは3軒建てないと気に入った家にならない、とはよくいわれるが、よーく考えて建てたつもりでも、あちこち気に入らないところがでてくるものである。わが家もその例にもれず、設計士といやんなるくらい時間をかけて相談して建てたにもかかわらず、ああしときゃよかったこうしときゃよかったというところがかなりある(階段を上がったところの庭をやめて駐車場にすべきだったとか、鉄筋コンクリート造にすべきだったとか根本的なところからそうだ)。
その中の一つに、便所の採光がある。設計士は便所に外に面した窓をつけるといったが、おれはそれはまるで排便中インジケータだからやめてほしい、と注文した。設計士は、それならすこしでも便所が明るくなるように、ということで気をきかせて、通常ドアの採光窓は取手側につけるらしいが、それをあえて外部に面したヒンジ側に設定したのだった(それでも外から見えるので排便中インジケータだ)。

そのせいかどうかわからないが、よく便所のライトを消し忘れる。おれも忘れるし、子どもも忘れる。お客さんもよく忘れてる。
もちろんスイッチにはLEDがついているのだが、そんなものは小さくて気がつかないし、そもそもそれは消し忘れ防止のためのものではないだろう(まわりが暗いときにスイッチの位置をわかりやすくするためのものだろう)。
ということで、上述の使いみちのわからない基板の使いみちをそこに見出したのである。
基板からLEDをはずし、基板は便所のライトのあたりに、LEDは外側の便所のドアとは直角をなす壁面(リビングに面してる)に取り付けそこを線でつなぐ。そんだけのこと。
できあがりはこんなふう。
消灯時

点灯時