「ブギウギ」坂東眞砂子(著)★★★★★

ブギウギ

ブギウギ

おもしろかった。著者は、まえに妻がだれかからもらって家においてある「蟲」という本の著者と同じで、その本について妻は「あまり面白くなかった」みたいなことを言っていたので、この本を借りたときあるいは予約したときイクバクカノ不安を感じていたのだが、そんなのはまったくの杞憂だった。うまい。じつにうまい。なぞが興味をかきたて、どんどん読みすすみたくなる。でもそれだけじゃない。悲しい。けれど希望がある。でもやっぱりどうしようもない。
ちょうど、ジャズクラブのシーンと、まえに聞きのがした東京ジャズ2010の再放送の綾戸智恵の「Autumn Leaves」がかさなって、余計によかったよ。