Nikolai Kapustin

下の子のピアノの話。
発表会もおわり、"さて次はなんにする?"ということになり、どうやら"ジャズを弾きたい"と答えたらしい。ゆうべ、ピアノの先生がわざわざわが家まで楽譜とCDを持ってきてくれた。
それがこれ。

カプースチン:24の前奏曲

カプースチン:24の前奏曲

ロシアの音楽家Nikolai Kapustin(1937〜)か。知らんかった。ジャズを志すピアノ弾きのあいだでは有名な人かもしれないな。
いや〜、これが実にかっこいい。表題の曲は24の小曲から構成されているのだが、なぜ24かというと、1オクターブの12音から始まるそれぞれの長調短調で24なのだ。まあ、それは理屈としてかっこいいということだが(似たようなものにYMOのBGMでA面・B面それぞれ最後の曲以外すべて同じ長さ(両面の最後の曲も同じ)というのがあった)、もちろんそれだけではない。表題の曲以外にあと5曲収録されているが、それらのすべてが、すばらしい曲でありすばらしい演奏なのだ。バラードあり、ブギウギのようなアップテンポのものもあり、キース・エマーソンを髣髴させるものもあり。こんなにすごい人がいままで俺の耳になぜ入ってこなかったのか。
好き嫌いは当然あるだろうが、とにかくすごいです。