「影踏み」横山秀夫*9

半落ち*1が出たときからこの人の本は読みたいと思っていた。何年越しになるのか、これが初めての横山秀夫である。
少し眠くなったが面白かった。ほろりと来るところもあった。だけど、だからなんなんだ、といわれても困ります。
死んだ双子の弟の声が聞こえるのはいいが(頭の中で声をつくり出すことはあるだろう)、その弟が記憶力を発揮するのはちょっと解せない。あと、文体は「かっこつけ」ているような感じで、それが多少鼻についた。

*1:

半落ち

半落ち