椅子の修復と仕上げ

ばらばらにした三脚椅子

三脚椅子*1の金物のねじがまた抜けていた。ほかのねじの様子を確認したら、ほとんどがぐらついていた。そこで、今回は全部ばらばらにして、すべてのねじ穴にだぼを埋め込み、新しい木ねじで組みなおした。それまで使われていた木ねじは、ねじ山は腐蝕により低くなり、ねじの谷は酸化鉄と木材が結合したようなもので埋まって、強く締めることができず、使い物にならなくなっていたのだ。
ついでに、この家で初めて作った丸椅子*2の手直しと仕上げをした。接合部の隙間に木材の薄片を埋め込み、見た目をごまかした。全体をやすりで削って、角という角をまるめ、手触りをよくした。後者の仕事は、スーパー竹とんぼ作りに通ずるものがある。俺はこういう仕事が好きだ。