満ちて来る潮 (角川文庫 緑 216-12)読了

旅先でであったひとに地元で偶然あうことぐらいはあるかもしれない(おれはない)が、それがまたまたたまたま配偶者のしごと上のしりあい、とくると、それはちょっとやりすぎではないか。いきなりそれなので、はじめはすこしひいたのだが、おもしろくてどんどんよめた。しかし、だからなんだ?ときかれても、それはこまります。そしてラストがまたわからない。ああ文学的。
ところで、3年前にカルカッタでであったひとにバンコクで偶然あうとか、1年前におなじ飛行機だったひとがまたまたたまたまおなじ飛行機とかいうことはよく経験したよ。あっち(タイ、インド、ネパールあたり)を旅している日本人って、だいたいおんなじようなところまわっていたりするからね。日本人のあつまる宿ってのもあるし。