まちがい

このあいだから

ファインマンさんベストエッセイ

ファインマンさんベストエッセイ

を読んでいるのだが、その122ページの2行目。

そこで誤差を1インチの1万分の1、つまり原子10個分の誤差にあたる程度にすれば、

とあるが、正しくは「1千万分の1」だろう。たった1文字のことだけど、それがないだけでエライ違いだ。
125ページでも

こうした装置の大多数は操り人形の糸のように、制御装置から「手」まで直接電線が走っているといった、簡単な作りになっています。

とあるが、これは「電線」ではないだろう。たぶんwireをそう訳しちゃったんだと思う。「針金」ぐらいが適切か。この後を読んでみればわかると思うので、少し長いが引用しておく。

しかしもちろんサーボモーターを使って作られたものもあって、この場合は一つのものから他のものへのあいだのつながりは、機械的でなく電気的なものです。こっちでレバーを押すとそれがサーボモーターを始動し、電線の中の電流を変えてむこうの端のモーターの動きを調整すると、こういうわけです。

しっかりしてくれよ岩波書店さん。