さすがに1400ページ超は超長い

模倣犯〈上〉 模倣犯〈下〉のこと。もともと彼女が多筆症なのか出版社の意向でページを稼ぐためなのか、いささか冗長に感じる。展開に期待はあるのだが、あまりののろさにしばらく読んでいると眠くなる。誰かがアシモフのことをプロットだけで肉付けがないと言ったそうだが、プロットだけであれだけ書ければ俺はその方がすごいと思うし、そして好きだ。新作を望めないのがとても残念である。