わが愛しき娘たちよ (ハヤカワ文庫SF)を読み終わる

もういいって感じ。たしかにうまい。目で見えることと耳で聞こえること、まあ要するに五感で他者が認識できる事実の記述で攻めてくるのだ。それがイメージの構築に著しく貢献している。そして理解できない比喩もない。けど時間がかかった。読む頻度や1回あたりの読書時間が短かったのだ。他のことが手につかないくらい先が気になる、というわけでもなかったのだ。オチがわからないものもあった。だが!どんどん読めてしまったものより残るものは多いかもしれない。頭の中で反芻する回数も多いしね。
次はアメリカの女性作家つながりで、またアン・タイラーを読みたくなっている。それにしても昔は「女の書いたものなど読めるか!」と思っていた俺が、最近は女の書いたものばかり読んでるぜ。