手術、無事完了

image 開始はものすごく遅れたが(順番の入れ替えまたは(または且つ)前の人の延長で)、妻の手術そのものは時間通り。終わって手術室のドアが開いたときすでに執刀医(=主治医)の手に肉色のものがあったが、それがまさに妻の子宮であった。子宮はその形に添ってY字型に切れ目が入れられ開かれていた。そして、ここに膣があってここに卵管があってと、つまり切り離した部位を説明された。ついで、もちろん上皮内癌では肉眼で確認できないが、肉眼で確認できる癌組織はないこと、さらに筋腫があったこととその部位を説明された。筋腫は米粒の半分ぐらいのもの。俺にとっては初めて見る人間の臓器で、少しどきどきした。まったくもって肉である。焼き肉屋で出されてもわからない。ああいうものを見てしばらく焼き肉が喰えなくなる人がいるのならば、焼き肉屋で臓物を見てああいうものを喰いたくなる人がいても、まったく不思議はない。