優先順位

家事と趣味をどう両立させるか、というのが主夫にとっては大きな(一般人にとっては些細な)問題である。家族のためにおこなう家事は、当然優先させなければならない。とりわけ炊事<買出し(そのための市場調査、つまりチラシ点検を含む)・調理・後片付け>は死活問題である。その点洗濯はお気楽だ。まあ、子どもの給食エプロンや体操服があるときは別だが。それでも、大きな声では言えないが(ってこうして世界の中心で叫んでるわけだが)、土日に洗濯をしなくて、ただ学校と家を往復させただけ、ということもある。それに、まあ、あらかた洗濯機がやってくれるわけだし、なぜか干すのは結構好きなのだ。たたむのは面倒だけどね。
それらにくらべて、掃除というのは微妙な立場だ。というのも、家族全員アレルギー体質(俺はそんなに重くないが)なので、ハウスダストには気を使う。掃除などやらなくても、食い物がないとか着るものがない、というような問題はおきてこない。しかし、床掃除は半ば義務感でやっている。上の子のアトピー性皮膚炎がずいぶんよくなったのも、加齢のせいもあるかもしれないが、俺が仕事をやめて、家の中が清潔になったせいもあるのではないか(あと、前の家は雨漏りしたりしてかび臭かったからね)、と思っている。主夫になって気づいたのは、家の中ってずいぶん汚れるもんだ、ということだ。ほとんど繊維埃である。俺が勤めに出ている頃は、相当たまっていたはずだ。ずいぶん吸い込んでいたんだと思う。そういう意味では、すべての物の上には埃がたまるわけだから、すべての物の上の拭き掃除も必要なんだろうが、今のところそれは気づいたときしかやっていない。ブラインドなんか、考えただけでいやになるしね。
で、それはそうとして、それ以外の掃除はたぶんに美学的な要素が強いのではないか。やりだしたら、きりがない。クルマのワックスがけのようなもんだ。もうそうなると趣味の領域に踏み込んでいる。そんなわけで、掃除は微妙な立場だと思うわけです。
ところで、じゃあ俺の趣味は?というと、今のところ、読書と新聞とコンピ仕事ですかねえ。でもって、その中でも一番をこの日記ということにしました。これは相手が複数(たぶん)だから。次にメール。これは普通1対1だから2番手。まあ、メールは事務連絡って言うこともあるので、それらの優先順位はちょっと微妙だけどね。でも、以上2つは相手のあることだから上位になってる。それに対し、読書や新聞は自己完結的だから3の次4の次だな。ただ、読書は、図書館で借りた本のことがほとんどなので、それが3番。新聞が最後というわけ。
ここまで読んでくれた方、どうも私的な覚書に、最後まで付き合ってくれてありがとうございました。