『生命、エネルギー、進化』 ニック・レーン(著)★★★★☆

生命、エネルギー、進化

生命、エネルギー、進化

生命は尊くもなければ尊くないわけでもない。尊いとか尊くないとかは人間が勝手に思うことだ。「火星は戦いの星」というのと同じだ。
生命は偶然と必然の産物だ。条件が偶然ととのいさえすれば必然的に生じる。ただの物質のあり方のひとつだ。
どうしてまたどのように電子やイオンが動くのか。核はどのようにしてできてどういう意義があるのか。卵子がなぜ精子に比べて極端に大きいのか。など、いままで知らなかったことというか疑問にも思わなかったことがわかった。が、細胞膜がどのようにしてできたのか、つまりどのようにして岩からはなれて自由の身になったのか(俺のいちばん知りたかったことのひとつ)、また細胞壁がどのようにしてできてどのようにして失われたのか、はわからなかった。細胞膜については言及されていたような気もしたのでさがしてみたが見つけれなかった。図書館の近くへいく用事があったので返却期限を2日残して返却してしまい、いまとなっては確認できない。次回の自動車図書館で受け取れるよう、さっきまた予約しておいた。
とても詳しく書かれていて、それゆえよくわかることもあるが、それゆえ余計にわかりにくいこともあったし計算がおかしいんじゃないか?と思うところもあった(なのでマイナス1)。が、それは俺がおかしいのかもしれない。きっとそうだろう。