『硝子の葦』桜木紫乃(著)★★★☆☆

こんどの自動車図書館がくるのが7月27日なので、それまでにまだいくらか日がある。借りてる本でまだ読み終わってない本がないときに読む本がないことはない。どこかに書いたかもしれないがこれ『ローマ ある都市の伝記』(クリストファー・ヒバート(著)横山徳彌(訳))

ローマ―ある都市の伝記 (朝日選書)

ローマ―ある都市の伝記 (朝日選書)

である。
しかし、この本も、手に入れたときほどの読む気がなくなってるのだ。
なので、この本は、借りてる本でまだ読み終わってない本がなくて、かつ図書館にいけないときに読む本、ということになっている。だからちっとも進まない。
このまえの水曜日は下の子の保護者会で、ちょうど借りてる本でまだ読み終わってない本もなく、かつ、その日が返却期限という本もあったので、ついでに図書館によろうということになった。
下の子の学校までは16kmちょいあるので、経路を工夫すれば立ち寄ることのできる図書館はけっこうある。気になる本のリストからそれらの図書館所蔵の本で現在在庫のものを選びだしたら、けっきょく鶴舞図書館の3冊となった。
1冊目は
ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき

ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき

http://jp.reuters.com/article/jp_blog/idJPTYE95O05220130625で紹介”というメモがあるので、クリックしてみたが、もう記事がなくなっていた。URLから見て6月25日とまだそれほど昔の記事でもなさそうなのに、ロイターというのは気が短いのかサーバをケチっとるのか。
まずはこれを読み始めたのだが、わけのわからんことがいっぱい書いてあって、ちょっとイッちゃってる人?って感じもしたので、わずか60ページ弱でやんなって、とりあえず別の本を読むことにした。
2冊めは
女の由来―もう1つの人類進化論

女の由来―もう1つの人類進化論

これは、たしか、このまえ読んだ
迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか

迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか

『迷惑な進化』 シャロンモアレムSharon Moalem, ジョナサンプリンス Jonathan Prince(著)矢野真千子(訳)★★★★★ - 主夫の生活
で紹介されていた。森からでた人類の祖先が2足歩行を獲得したのはその過程で(カバや水牛のように)水辺で生活していたからではないかといういわゆるアクア説については、むかしライアル・ワトソンの本で知って{これだ!}と俺の中ではほぼ定説になっていたのだが、本家本元の本を読んでなかった。それに紹介のされかたを読むと、なんかどうもそれだけの本ではないような感じなので、ちょうどいい機会ととらえた。
ほんの少しだけどノンフィクションを読んだあとなので、ちょっとお気楽にフィクションを、ということで、これはまだ読んでない。というわけで、、、


3冊目のこれ。見出しの本。

硝子の葦

硝子の葦

女の業の深さと濃密な人間関係を描く 傑作クライムミステリー『硝子の葦』 - 日経トレンディネット]で紹介されていた。2年半以上まえの記事だが、こちらはちゃんと残っている。
借りてきてあらためて著者のなまえを見ると、なんか新しい記憶にあるような気がした。どうもその日の朝きいたラジオのニュースで言っていた直木賞の作家じゃないか。調べてみたら、ピンポン。ただし、この本が受賞作ではない。しかし、受賞作の「ホテルローヤル」は、まさしくこの本のホテルでもある。
う〜ん2日で読めちゃうんだから、それなりにはおもしろかったんだろうが、どうなんだろうなあ。

気がついたところ

  1. 表現がちょっと文学的で嫌だった
  2. なにが言いたいのかわからない
  3. 最後がよくわからない。もっと明示的に言ってもらわんと、俺のような散文的な(非文学的な)人間にはわからんのだよ。そんなヤツは読む資格ないな。