『常識人の作法』加藤秀俊(著)★★★☆☆

常識人の作法

常識人の作法

気になる本のリストの登録日は2010年11月14日になっていた。だいぶたってるな。残っているので、つまりまだ読んでないのでもっと古いのもいっぱいあるけど。古くなるとなんで{おもしろそ〜}と思ったのかわからなくなっちゃって、あんまり読む気がしなくなっちゃうんだよね。だれの推薦かも、どこでみつけたかも記録してないので、この本にたどりついた由来がまるでわからない。
たしかにこのまえ読んだ梅棹忠夫の本(『梅棹忠夫 語る』梅棹忠夫×小山修三(対談)★★★☆☆ - 主夫の生活)にもこの人の文章が引用されていた。だから気になる本のリストの数ある中からこれを読むことにしたのかもしれない。
しかし、どうもこの人は梅棹忠夫小松左京のなかまのようだし、小松左京は俺がはじめて読んだ子ども向けではない一般向けの本であり、中学のころはかなりのめりこんで東図書館にある氏の本はほとんど読みつくしたくらいなんで、ここにたどりついたのもわからんではない。
まあ、でもこれ以上読もうという気はあんまりしないな。考えかたになじみあがありすぎて新鮮さがないような感じだから。
そういえばこの本の中で名古屋の蓬左文庫というところに言及してるんだけど、それって今はどうかわからないけど、俺達が子どものころは東図書館の隣のなんか樹木のかげのうす暗いようなところにひっそりと入口があって、なんか謎だったんだよね。ずーっと気になってたんだけど、たぶんババくん(家はバーだった)にさそわれて一度だけ入ったことがある。小6ぐらいだったと思う。尾張徳川家の文書が保管してあるらしいんだけどさっぱりちんぷんかんぷん。小学生には無理だわ。徳川家康の作らせた活版印刷機の実物もあるらしいが、まるで記憶にない。