ミレニアム三部作(スウェーデン版)★★★★★×3

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月曜の振替休日にT氏が屋根のないBMW Z4でやってきて教えてくれた。その辺をすこし乗せてもらったが、ATとは思えないすんごい加速。それはいいとして、だから月曜から5日かけてその3本を見た。
読んだのが随分まえ(2010-01-18 - 主夫の生活2010-01-27 - 主夫の生活2010-02-12 - 主夫の生活2010-02-23 - 主夫の生活、まだ紹介してくれた児玉清氏が生きていたと思う)で、こまかいところはあまり覚えていない、というかこまかいところは覚えているが肝心なところは覚えていないのかもしれない。T氏と話した内容を思い出すとそんな気がする。そんなあやふやな記憶なので、わりと新鮮な気持ちで見ることができた。映画を見ながら、それをたよりに少しずつ思い出していくという感じ。かなり小説に忠実につくってあるな、と感じたのは、そのせいかもしれない。
スウェーデンでは住宅の玄関ドアが外開きであることを発見した。こういうことは小説ではわからない。そんなことはめったに描写しないからな。鍵のかかったドアを足で蹴破る、といういうような場面があれば、ああこれは内開きなんだ、とわかりもするが。
そういうシーンをアメリカ映画で見たり、A氏のイギリス話を聞いたりして、欧米ではどこも内開きかと思っていた。もっとも映画の中で「××はヨーロッパで○○してた」みたいな表現があったから、スウェーデン人はスウェーデンをヨーロッパと思っていないのかもしれない(ひょっとして《ヨーロッパ》の人たちも。アルプス以北はヨーロッパではないと言うイタリア人の話を聞いたことはある)。内開き/外開きの空間的/時間的分布にすこし興味がわいてきた。
それにしても、美人やかわいこちゃんや2枚目の出てこない映画だ。だいたいがトシをくった人の多い映画だが、男女ともに、腹が大きかったり、肌がアバターだったり…主人公にしてもそうだからね、親戚のおばさんみたいな人には「あんた2枚目なんだから早く結婚しなさい」みたいなこと言われとったが俺は2枚目とは思わない。リアルさを追求してんのかな。北欧美人なんて幻想ですか?