プリンタがON AIRで使えるようになるまで

いろいろあって面倒なので時系列で書くことにする。


Windows XPネットブックを使っているときは、プリンタがWi-Fi経由で使えていた


ところがそれが壊れて、このノートPCにしたら使えなくなった。OSがことなる(デスクトップPCはWindows XP、このノートPCはWindows 7)からだろうと思っていたが、実はそうではないかもしれない、実はただプリンタが古くてWindows 7に組み込みのプリンタドライバが対応してないからかもしれない、と実は思いはじめている。この件については、またのちほどためして報告するつもりである。


そこで、このノートPCからは、Googleクラウドプリントで印刷していた。ということは、Googleクラウドプリントに対応しているアプリケーションの書類しか印刷できないわけだが、まあやろうと思えば、大抵のものはGoogleChromeで読み込んで印刷してしまえばいい。もっとも、このノートPCはMicrsoftのOfficeも使えないので、妻が仕事の書類をこのノートPCから印刷したいという状況もありえないからいいのだ。
Microsoft Officeについては、実はインストールされていないわけではない。インストールはされているのだが、ライセンスがないので使えないのである。それが安かった理由だろうと思っている。
Googleクラウドプリントについては、一時期つかえないときがあった。そのときはしかたがないので、デスクトップPCの方で開きなおして印刷をしていたが、しばらくしたら、また使えるようになっていた。


今年の正月に、妻からあるいは下の子から年賀状をもらった人たちの一部の人は気づいているかもしれないが、いままで使っていたプリンタの調子がどうにも悪かった。PIXUS550i、たぶん2002年製。妻の年賀状の第1刷はなんともなかった。そのあと1日か2日あけて下の子が印刷したらダメになっていた。マゼンタがうまくでなくてスジになっている。なんどもクリーニングをしたり〈強力クリーニング〉をしてもダメ。詳しいことは忘れてしまったが、いろいろ設定を変えてなんとかごまかして印刷したような気もするし、白黒で印刷したような気もする。しばらくおいておいて印刷すると、その最初の1枚だけはなんとかいけたような気もする。
出してない人からも年賀状はくる。その返事はもう、よくてスジスジ、後半は抹茶クローム(緑系のモノクローム)だった。それはそれで、《和》な感じでよかったと思うが。


上の子はもう2月のアタマから帰ってきて、4月のアタマまでいるという。まるっと2ヶ月である。バイトぐらいせんとバチがあたる。そのための履歴書に貼る写真を印刷したのだが、血の気が失せた感じではあったが、まあなんとかなった。


このまえ、3日ぐらいまえか、妻が、人にやる写真を印刷したが、そのときはもう黒以外がほとんど白抜けで、これがホントの白黒写真だ、ってぐあい。とても人にお見せできるようなものじゃなかった。


きのう家の電話がなった。上の子からだと思ったら、甥っ子のH君からだった。うちの子どもたちとはいとこの関係ということになるのだが、声が似ている。それに、そろそろ上の子から電話があるんじゃないかと思っていたのだ。きのうは知多半島を一周してくるといって自転車で出かけていたからだ。道がわからなくなって、人力ナビに頼ってくるんじゃないか、、、と。ここんとこ、ときどきあったからね、そういうことが。
ケータイじゃなくて家の電話ということは、おれのスマホの電源また落ちやがった(電源が切れる、2題 - 主夫の生活)のか、と思って見たらついていた。
その問題は、ひょっとすると解決済みの問題かもしれない。最近、調子いいのだ。他のはどうか知らんが、おれのスマホは裏蓋をあけると電源が切れるようになっている。それまでおれは便所で落とすことを危惧してズボンの前の(横の)ポケットに入れていたが、ひょっとして腿で圧迫されて蓋があかないまでもすこし接点に隙間ができて電源が切れちゃうんじゃないか、そう思って、いまは尻のポケットに入れている。それ以来めったに電源が落ちているということはない。ということは皆無ではない、ということなんだが、それもやはり尻で圧迫されて裏蓋があかないまでも接点にすきまができているのかもしれない。
H君はそのとき奥さんの実家に来ていたようだが、奥さんは子どもといっしょにお友達に会いにいってしまったようだ。そりゃひまだろう。
ということで、それほど遠くもないわが家へ遊びに来てくれた。
おれはルーチンの買い物に行かなかければならなかったので、H君をまって一緒に行くことにした。
帰りにH君がハードオフによりたいというので、よってみた。
そこで、みつけたプリンタ。よさそうなのが2台あって迷った。どちらもキヤノン複合機。どちらも〈ジャンク品〉と書いてあるが、箱や説明書やドライバやユーティリティソフトの入ったCD-ROMはついてないだけで、外観はとてもきれい。ひとつは2011年発売の…型番は忘れた、2500円。もう一つは2008年発売のMP630、1050円。新しいほうがいいかなあ?とも考えたが、使用時間はどっちが長いかわからないし、値段の安さが魅力的だったので、後者を買ってきてしまった。ちょっと大きいかなあ、いま置いてる場所に置けるかなあと心配しつつ。
置き場所は全く問題なかった。電源コードもUSBケーブルもついていたけど前のがそのまま使えるので、本体を入れ替えただけ。
〈ジャンク品〉と書いてあった下に、〈カラーインク少なくなっています〉とあったので、ためしにモノクロで印刷してみた。そのときたしかにカラーインクは少ない表示だったのだが、印刷し終わると、インクがないという表示になっていた(イエロー以外)。
いままでのプリンタで使っていた補充用インク(BCI-3e用)がまだ残っていたので、こちらはBCI-321なので使えるかどうか不安だったが、どうせ壊れてももとが安いものだしダメモトで補充してみることにした。
インクタンクに穴を開ける。素直にはあかない。穴あけ用の道具(と呼べるほどのものではない)を押し込んだあと、先のつぶれた千枚通しで突っついたらあいた。
インクがもれないようにタンクを固定する治具も高さがあわないので、インクの出るところをぎゅっと押し付けるようにしてインクを充填。ゴムの栓をはめてプリンタに装着。ついでだからイエローも含めた全色補充しておいた。
そして、プリンタのカバーを閉じると、、、ガガガガガ、とへんな音。なんかいやーな感じ。
もう一度カバーをあけてみてみると、穴をあけたところにはめたゴムの栓がとれていた。なぜかマゼンタだけ。きちんと装着されてなかったのか?とたしかめてみたが、そういうわけでもなかったみたい。それよりもあの栓がどこかに入り込んでしまったら事だぞ(;_;)と思ったら、ちょこんと見えるところに落ちていたのでした。当然、インクは内部に垂れ流しとなったわけで、それがどこにどうなっているのか、それが心配だが、よかったよかった、とりあえず。
そうか、補充インクで補充できないようにしてあるのか、しかたがないなあ。もう夜なんでインクはあした買いに行くとして、とりあえず今日どうするか。マゼンタ以外の栓もはずれたらまずい。はずれて落ちたら見つからないことのほうがありえそうだし、それらのインクも垂れ流しになってしまう。じゃあ取り外しておくか。しかしそれだとノズルが乾いてしまいそう。インクタンクは取り付けておくべきか。ゴム栓ははずして。
というわけで、せっかく入れたインクはけっきょく捨てることになったのだった。
しかし、おれは我慢ができなかった。明日まで待てなかった。まだ8時40分ぐらいだ。ひょっとしてまだやってるかもしれない。ママチャリに乗ってダイソーまで走った。
ダイソーの看板を見た。ああ《10時〜8時》と書いてあるではないか。手遅れだったか。
が、待てよ。駐車場にまだクルマが2台とまっている。ひょっとして、と思って入り口まで行くと店の中はまだ明るい。しかし、ガラスに貼ってある紙にはやはり《8時まで》と書いてある…???と近づいていくと、《8》の上に《9》が貼り重ねてあるじゃないか。店の中のほうが明るいんで、逆光で数字が混ざっちゃってるよう。
さっそくインク売り場に行ってさがす。321、321…ああ、マゼンタがないわ。うーん中途半端〜。あれ?待てよ。補充用インクにも《321》って書いてあるぞ。なんだ補充ができないわけじゃないんだ。じゃあ、補充用インクでいいか。手にとってみる。《3e》とも書いてある。ああ、やはり共通なんだ。それについてはよかった。じゃあ、なにが家のとちがうのか?
そうか、栓か。栓の形状か。栓の上部にフランジがついてないわ。
だったら、うちの補充用インクについていた栓もフランジを切り取ってしまえばいいじゃないか。
と気づいたときには《蛍の光》がなっていた。
家に帰ってさっそくやり直し。ゴム栓のフランジ部を切り落としてインクを補充しなおして栓をしてプリンタに装着。カバーを閉めてもこんどはヘンな音はしない。
ためしに写真を1枚印刷してみたけど、うん、ちゃんと印刷できてる。ただし、インク残量は〈ありません〉のままだ。
でも、フランジがないので、空気が入りやすくて、インクが漏れやすいんではないか、とか、フランジがないので振動で中に脱落してインクが垂れ流しになってしまうんではないか、とか、あのマゼンタの流出してしまったインクはどうなっているんだろう?とか、心配はつきないのであった。
そんなわけで、けさ、Amazonでインクタンク5本セット(互換用だけど)を注文しておいた。これならインク残量もちゃんと表示されそうだ(ICチップ付きとあるし)。よくないレビューもあるけど、378円送料無料ならまあいいでしょう。
マニュアルをキヤノンのサイトから見ていたら、別売アダプタを使えばBluetoothが使えることがわかった。このまえ300円ぐらいで買って、Bluetoothスタックがなくてそして距離がありすぎてデスクトップPCから音楽を飛ばせないので、スマホとのファイルのやりとり用に使っていたBluetoothアダプタがあったので、それをつっこんでみたら、ドングルが小さすぎて抜けなくなってしまった。もうこうなったら試してみるしかない。
朝からノートPCは上の子が占拠していて昼過ぎまでためせなかった。ようやく昼飯のあとその機会がめぐってきた。

ふむふむ、おお!ちゃんと〈デバイスとプリンタ〉に表示されとるぞ。〈デバイスの追加〉ってやらんでも。よしよし。じゃあ試し刷りだ。
ああいかん、Google Chromeだと、Googleクラウドプリントになっちまう。あれ?なんにもやっとれせんのにもうMP630が表示されとるじゃん。
でもおれが試したいのは、Googleクラウドプリントじゃなくて、Bluetooth接続のローカルプリンタとして印刷できるかなんだよね。
というわけで、ローカルにある画像ファイルを印刷することにした。
ああ、アカン。印刷ダイアログにMP630が表示されとらんがや。やっぱりだめか。
あきらめてGoogleクラウドプリントを試すことにする。
あ!チキショー、2ページあるがや。試し刷りに2ページはいらんぞ。と思っているうちもうプリンタは動きはじめ、見にいったら出てきた紙には両面印刷されていたのでした。これはいい!そういえばまえに〈両面印刷〉を選ぶとどうなるんだろう?と思って設定してみたんだった。結果は、1ページ目の印刷が終わったら一時停止して〈紙を裏返して入れてください〉というメッセージがでただけだったが。これからは自分で紙を入れなおさなくても自動で両面印刷してくれるんだ。思わぬ収穫。
そうしたらなぜか〈デバイスとプリンタ〉に表示されているMP630のアイコンをダブルクリックしてプロパティを見てみることを思いついた。〈サービス〉というタブを開くと、なるほどなにもチェックが入ってなかった。〈印刷〉という言葉の入っているのはもちろん、それ以外もよくわからんけど、全部チェックを入れてやった。
すると、印刷ダイアログにMP630が登場したのだ。ためしてみたらOK。これで、ノートPCからGoogleクラウドプリントを使わなくても(使えないアプリーケーションからでも)印刷ができる。Microsoft Officeが使えないから、そんなに使わないだろうけどね。


さて、先に“このノートPCにしたら(プリンタ共有が)使えなくなった。OSがことなるからだろうと思っていたが、実はそうではないかもしれない、実はただプリンタが古くてWindows 7に組み込みのプリンタドライバが対応してないからかもしれない、と実は思いはじめている。”と書いたが、それはどうしてか。
先ほどBluetoothのサービスをオンにしたあと、特になにをしたわけでもないのに、プリンタドライバのダイアログが立ち上がってきたからだ。まえにすったもんだしたときわかったのだが、Windows 7 ではキヤノン製のドライバを個別にインストールすることはなく、OSに組み込みのドライバを使うらしい。きっと立ち上がってきたのはそれだろう。つまり、MP630は(比較的)新しいので、OSの方で対応している、PIXUS 550iは古いのでOSの方で対応してない。というわけではないのかな。
だったらWindows XPネットブックのときのようにWi-Fi経由で印刷できるかもしれない。
あいにくMP630は無線LANどころか有線LANも使えないので、ルータに直接つなぐことができない。したがって、プリンタはデスクトップPCにUSBでつながなければならない。それでプリンタ共有にしてWi-Fi経由で印刷ということことになる。でもそれだとデスクトップPCも電源を入れなければならない。
Bluetooth経由ならプリンタの電源を入れるだけでいいので(最近はこのノートPCのほうがメイン機になりつつありデスクトップPCの電源が入ってないことが多い)、そのほうが便利かもしれない。