『恋する人魚たち』(原題:MERMAIDS)★★★★★

恋する人魚たち [DVD]むかし録画したもの。気に入ってとってあった。また見ようと。でもずっと見なかった。録画したのは、2002年の4月19日である。どうしてそんなに自信をもって言えるのかというと、“井上参院議長が秘書裏金疑惑で辞意表明”というニュース速報が入っていたからである。ニュース速報は邪魔くさいけど、こういうときに役にたつ。
なので見よう見ようと思って10年ちょっとたっちまったわけだ。
やっぱりいい。
おれはウィノナ・ライダーが好きだ。というのもあるけど、映画としていい。
おっかさんはシェール。はまり役だ。この役にはシェールをおいてほかには考えられない。自由奔放で、男好き。食事は手で持って食べれるものしか作らない。つまりすべてオードブル系。男と別れるときが引越しのとき。だから数年ごとに引越しをくりかえしてきた。
上の子がウィノナ・ライダー。高校生。そんな母親の血を引いていることを意識しすぎて、敬虔なカソリック信者になろうとしている。虚言癖あり。
そして、おちゃめでかわいい小学生の妹。スイミングスクールに通っている。
修道院の用務員もいい。イケメンで、まじめ。でもどこか影がある。
靴屋のおっさんもいい。背が低くて、ハゲで、おもしろくて、いい人。
もうこのくらいにしておこう。ていうか、これだけか。せりふのある登場人物は。あとはしいて言えば尼さんと、化粧品のセールス?そのくらいだわ。
それぞれの気持ちがね、よく描かれていると思う。