『運命じゃない人』★★★★☆

運命じゃない人 [DVD]
おもしろかった。時系列がヘンで、ひとつのエピソードの次にその前の時点のエピソードをやるという、ちょうどこういうブログっぽい構造になっている。なので、「あれ?この時点でどうしてすでにこうなってるの?」と感じたところもあったが、それは単におれの思いちがいというか理解不足なのだと思う。
お話は、いろいろからみあってておもしろかったんだけど、あれがすんなり単純に古い→新しいという時系列順であれば、それほどでもなかったのかもしれない。だとすれば構成の成功である。
ただ、ラストのシーンの意味が(そこが肝心だろうに)よくわからなかった。小さなしかも解像度の低い画面で見たせいではっきりとはわからなかったのだが、フィルムはたぶん取りのぞかれている。つまり彼女はもうあれがそれだと気づいている。にもかかわらず、、、ということはそういうこととなのだろう、といちおうは想像できるのだが。
いまそのへんをちょっと調べてみたのだが、いろいろ解釈があるようだね。まあ、それでわかったのだけど、こりゃ巷ではやたらと評価のたかい映画だな。
でもオレとしては、最後のあいまいさと、泣けるような感動がないという点で、4つとしました。