日本語入力プログラムをGoogle日本語入力にもどす

まだ、画面が少しでも映るときにリモートデスクトップでつかえるようにしておけばよかったのかもしれないが、そんなことはあとの祭りで、共有設定のしてあるフォルダのデータは使えても、プログラムは使えない。
いちおう、妻の年賀状も初期ロットは印刷済みだが、追加分がある。自分がだしてない人から年賀状をいただくということは、毎年かならずある。
というわけで、かつてなにかのときにMicrosoft OneDrive - Access files anywhere. Create docs with free Office Online.に避難させておいた、年賀状用のプログラムをダウンロードして使っている。こいつは、ただ展開するだけでつかえるのだ(じつは単純なソフトなんだ)。ありがたいことである。
ところが、そのせいで、ネットブックの公称16GBのSSDはいっぱいいっぱいになってしまった。仮想メモリがほとんど使えない。物理メモリもじゅうぶんじゃない(1GB)のに。
もちろんそいつだけでいっぱいいっぱいになったのではなく、それまでにためこんだ、もろもろのくだらないものがあってこそ、なんだが。まるで、M氏がいろいろ交通違反の減点がたまっているところへもってきてとどめに原付での一旦停止無視で免停になっちまったようなものだ。
というわけで、当面つかいそうにないものをアンインストールしよう、と考えたのだ。
そのなかの1つにGoogle日本語入力があった。もとから入ってるMS-IMEを使えばいいのだからね。
しかし、使いにくい。もともと(Google日本語入力を使いはじめるまでは)使っていたのだからいいかと思っていたが、ダメだ。
このネットブックを買うとき、WWWで口コミを参照したのだが、そのなかで、キーボードの使いにくさ(キーの小ささ)が指摘されていた。かなりたくさん。そのなかに、英語キーボードだと日本語キーボードにある[全角/半角]キーとか[変換]キーとかがないぶん少しはまし、という意見があった。「なるほど!」と浅はかにも俺はその意見にとびついて、英語キーボード仕様を注文してしまったのだ。
実際にこのマシンの日本語キーボードを使ったことがないので、それがどれだけよかったのかはわからないが、英語キーボードのこまった点はよくわかった。
日本語入力プログラムがはたらいていると、記号のおおくはキーに書かれている記号と実際に入力される記号がことなっている。
なので、Google日本語入力プログラムをつかいはじめるまで、記号を入力したいときは、いちいち日本語入力プログラム(つまりMS-IMEね)をきって(といってもCtrl+Shiftってやるだけなんだけど)入力していた。その問題点は、日本語入力プログラムをきると、それ以前の未変換の部分が確定されてしまうということだ。かりに日本語キーボードなら、そんなとき確定された部分を選択して[変換]キーを押せばMS-IMEなら再変換してくれる(と記憶している)。ところが、英語キーボードには変換キーがない([変換/再変換]にはスペースが割り当ててあるので。存在するキーを[再変換]に割り当てればいけるかもしれない)。もっとも日本語キーボードなら、記号を入力するために日本語入力プログラムをきる必要もないんだけど。
と思ったら、[再変換]には[Shift]+[Space]が割り当ててあったのだった。長いあいだつかってなかったので、すっかり忘れていたじょ。だから、未変換部分が確定されても、再変換できるんでたいして問題じゃあないのだった。
なので、Google日本語入力を再インストールするのは意味がなかったのか!?しかも、再変換ってすっごく便利じゃん!やっぱりまたもやアンインストールしよかな。
でも、もう一つ、Google日本語入力はサジェスト機能が便利なのだ。東野圭吾なんて名前を入れるとき、[ひがしの]と入れるだけで[東野圭吾]という変換候補がでてくる。漢字をよく知らない人(有名な人)の名前を入力するときはホント便利。
それに、そもそもの問題である記号の入力もね。Google日本語入力のばあい、ローマ字テーブルではローマ字/記号にかかわらずすべてのキー入力にたいしてどういう文字/記号が出力されるか、を定義できるから、日本語キーボードとして入力された記号(キーに表示された記号とはことなる)に対しキーに表示された記号を割り当てることができる。MS-IMEでは、入力されたローマ字にたいしてどういうひらがなを出力するかしか定義できないと思う。
ただし、Google日本語入力でも、日本語キーボードとして入力される文字/記号のないキーではわりあてられる対象がないのでどうしようもない。たとえば右括弧[)]の表示されたキーはそのいい例で、右括弧[)]は左[(]を変換してだすようにしている。
ということで、Google日本語入力にも相応のアドバンテージはあるわけなので、再変換するときだけAlt+ShiftでMS-IMEに切り替えてやればいいんだ。
ところが!
ほんとうにGoogle日本語入力では再変換ができないのか?
とかんがえ、そう結論づけるまえにもう一度確認しておこうと、Google日本語入力のプロパティを見てみると、あれれ[再変換]というのが設定してあるぞ。でも、できなかったんだよなあ。それでいろいろためしてみると、あれれ???できるじゃないですか。うれしいなあ。長いあいだの懸案だったのだよ。変換前入力中に半角/全角空白の入力ができなくなるなどの紆余曲折をへて、なんとなく(たぶん)とりあえず今やりたいことはすべてできるようになりました。
あと、英数で入力しちまったやつ(頭文字を大文字にすると英数入力になるのでGoogle日本語入力みたいな語だとGoogleのあとでひらがな入力にもどすの忘れて日本語入力の部分が英数で入力されることがよくあるんだよね)も漢字に変換できれば完璧だぜ。まあ、それも、おれが知らないだけで、本当はできるのかもしれないけど。それに、再変換ができるようになったので、いったんひらがなにしておいて(ひらがなかカタカナには変換できる)それを再変換すればいいのだけれど。
それにしても、Google日本語入力ってアンインストールしても設定ファイルが残ってたからよかったわ。再インストールしたときそれがそのまま使えたからね(普通ならそんな立つ鳥跡を濁すようなプログラムはいやだけど)。キー入力にわりあててある文字や記号や機能をかなりカスタマイズしてるからね。それをまた一からやるとなると、そりゃもう大変なことになりそう。まあ、ボチボチやっていくしかないんだけど。そもそも、いまの設定がそういうボチボチの集大成なんだから。