トレイン・スポッティング ★★★☆☆

トレインスポッティング [DVD]Gyaoからのメールで紹介されていて、聞きおぼえのあるタイトルだったので、リンクをクリックして、そのまま観てしまった。
ある意味サイテーな映画である。R-15だけど、たしかにR-15だわ。
ヘロイン中毒の若者たちが主人公なので、薬を溶かしたり、注射したりするシーンがやたらと多い。不潔で自堕落な暮らしや、盗みなどの犯罪へ手をそめていったり、自分自身がやめようとなんども決心したり、禁断症状で苦しむようすが、ある程度抑止力になるのかもしれないが、破滅指向のある人には、逆にそれが魅力的に見えるかもしれない。
1996年の作品のようだが、これがUK(メインの舞台はスコットランドなのであえてそう呼ぶ)の当時の現実だとすると、相当クソッタレである。
映画の中で、主人公のひとりが、「イングランドという国はクソッタレ。クソッタレのイングランドに支配されているスコットランドもクソッタレ」みたいなことを言うシーンがあるが、そういう見かたがあるということも現実ならば、それは俺にとっては新鮮なことだ。イングランドは世界で2番目にすすんだ国だと思っていたからね。ちなみに、1番はオランダ。ひょっとしてオランダもクソッタレですか。