フライパンを捨てる

だいぶ(10年ぐらい?)まえに、付属のガラスぶたが欲しくてたしか500円で買ったフライパン。安物かつ年季が入っとるゆえに、テフロン加工はとうにその機能をうしなっており、フライパンがふたつ同時に必要なとき(ハンバーグを4つ焼くときなど)だけ出動していた。が、まさか、持ち手のせいで捨てることになるとは思ってなかった。
持ち手が木のやつは今後さけるべきだな。どうしても本体に近い方から焦げていってしまう。それで何度かネジを締めこんだ。持ち手を持った状態で本体がグラグラするたびに締めてきた。でも、それももう限界っぽい。しかも、今回は、持ち手を持った状態で本体が360度回転するようになってしまったのだ。これはいかん。危険である。中のものを皿にうつしかえようと、フライパンをかたむけたとき、中身がかたよって重心をくずし、本体がぐるっと回転して縦になってしまうのだ。つまり、中身がフライパンからこぼれでて…もう、わやですわ。
てなわけで、いったん持ち手をとりはずし、何とかならんかと考えてみたのだが、だめですわ。雄ネジがとおる穴が貫通しているのだが、そこに水が入ってくさっとる。火責めに加えて水責めにもあっとったわけだ。穴がひろがってまっとるもんで、どうしようもないっぽい。それでも、その先端の接合部だけ継ぎたすとか、持ち手全体をつくり直すとか、方法が皆無というわけではないだろうが、本体が本体なので、そこまでコストを投入する価値はないと考え、見捨てることとなったのであった。