下の子が帰ってくる

きょうは公立高校の合格発表。
愛知県の公立高校受検(愛知県では公立高校の場合、この字を使う)は複合選抜という方式で、A日程の学校とB日程の学校からそれぞれ1校計2校受検することができる。
発表は2校のうちいずれかに行けばよく、「本校に合格」とか「相手校に合格」というかたちでどちらに合格していてもわかるようになっている。
もっとも、手間をはぶきたいなら、わざわざ発表にいくまでもない。多くの高校で、合格通知書やその他の書類の配布を出身中学をとおしておこなうからだ。受検生は、卒業した中学校へいって、合格した高校の書類を中学の教師から受け取る、というヘンなことになっている。
なので、発表など見にいかず、いきなり中学校へいってしまえば、どちらに合格したか、あるいはどこにも合格しなかったかがわかるのだ。ただし、後者の場合、「あれ?おまえ、合格しとったか?なにしに来たんだ?」というカッコ悪いことになってしまうことは覚悟しなければならない。
うちの子の場合、距離的には遠いが交通費と所要時間の小さい第1志望のA高校と、距離的にはそれより近いが、交通費と所要時間の大きい第2志望のK高校を受験した。
で、どちらに見にいくか?ということになって、より近いK高校に自転車でいく、ということになったのだった。
より近い、とはいえ、それは比較の話で、14.5kmぐらいある(ちなみにA高校は18kmぐらい)。しかも、坂の多そうなルートである。
そうしたら、「天白川の堤防道路または河川敷の自転車道をとおっていくからいい」と言う。たしかに、川沿いというのがいちばん起伏がないとは思う。
9時20分ぐらいに家をでた。10時からの発表である。当人としては1時間弱はかかると見込んでいたようだ。向こうではただ見るだけなんで、5分ぐらいのもんだろう。だったら、12時ぐらいには帰ってきてもよさそうなもんだ。が、帰ってきたのは12時半ぐらいだったかな?
で、帰ってくるなり「落ちた」というので、どうせ冗談だろうと思ってよく聞いたら、自転車から落ちた、ということらしい。行きの天白川の堤防へ上がる坂でチェーンがはずれて前に投げ出されたんだって。まだ、家でたばっかじゃん。
川沿いは目論見どおり快適だったようだが、西山本通に入ってからが地獄だったそうだ、アップダウンのくりかえしで。
で、帰りは東山のほうから帰ってきたらたまたままた天白川にでたのであとは川沿いで。途中で、あまりにくたびれたのと、あまりに天気がよくて、あまりに景色がのどかで、あまりに芝生が気持よさそうなので、すこし寝てきたんだって。そりゃ時間かかるわ。まあ、だけど、疲れて途中で寝なかんようでは、とうてい自転車通学は無理だわ。
おかげさんで、第1志望のほうに合格したんで、電車通学ってことになるだろうけどね。