期限切れのチューブ入りアンチョビペーストをためす

きのうのやつである。
チューブの口は、キャップをさかさまにして、プチュっとあけるタイプだった。ブニュブニュっと出てきて、途中でなにかが引っかかったのか出なくなって、必死に押し出そうとすると、反対のケツの方の折り返しがもどって開いちまいそうだったので、もう一度キャップのとんがりでギュッと押したら、ちゃんと出るようになった。
味がよくわかるようにシンプルな食べ方がいいと思った。そこで、にんにくとオリーブオイルと唐辛子(まあ、これは基本だね)と、むき身のあさりに、アンチョビペーストをくわえ、あとアンチョビのくさみをやわらげるためにオレガノを少々。それを、直径1.65ミリの1キロ198円の激安ギリシャ産スパゲティ(この太さならスパゲティーニか?)にあえて食べてみた。
味は、むかし使っていたびん入りのアンチョビソースと似たようなもの。まずくはない。というか、うまい。でも、アンチョビソースの味を云々できるほどアンチョビ通ではない。というか、そんな日本人がいたら気持ち悪い。んなこたないか。野菜でもなんでも鰹だしで魚臭くしてしまう民族だから。
びん入りのは冷蔵庫に入れとくとゼラチン質がかたまって出にくくなるし、出にくいやつを強くふってイナーシャで出そうとすると思いのほかたくさん出てしまうことがあるので、そういう意味でチューブ入りというのはいいかもしれない。