ここに書き込むと検索エンジンで何日後にヒットするか/しないか?

いま読んでる本(についてはまたのちほど、読み終わったときにでも)で[東インド会社]という語をみつけ、コルカタのライターズ・ビルディングの威容を思い出した。もういちどあの姿を見たくて検索すれども(google:ライターズ・ビルディング)、当該のライターズ・ビルディングは1件しかヒットしない(2010年10月8日現在)。
ならば、おれがここでライターズ・ビルディング、ライターズ・ビルディングと連呼すれば検索結果はどうなるのか?と、そういう実験。
ちなみに、上記検索の結果第1号のリンク先「ライターズ・ビルディング インド 西ベンガル州コルカタ : 旅。 ときどき猫。」の写真手前にある池は《BBDバグだよな》と思って、Google Mapsでたしかめてみると、
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ライターズビルディングは池の北側の建物です。巨大です。[大きな地図]じゃないと名称が表示されないかもしれません。


やはりそうだ。めずらしく記憶がただしかった。ただしB.B.D.バックとなっている。まあ、それはいいとして、拡大してみていくと、なんか位置がおかしい。問題の池のほうには、小さくてよく見えないが、どうもLal Dighiとかいてある。そこでBBDバグとはそもそもなんぞや?ということで、BBDバグとかBBDバックとかそれに類する語で検索してみるが、まるで関係のないものしか出てこない。しかたがないのでBBD Baghで検索すると、ああありました。英語のWikipediaで(B. B. D. Bagh - Wikipedia)。しかたがないな、英語とベンガリー語(?)と中国語のバージョンしかないんだから。
それによると、BBDバグというのはどうやらそのへん一帯の官庁街のことのようで、BBDというのは3人の独立の志士の名前の頭文字のようだ。つまり小岩井みたいなもんだね。その3人はライターズ・ビルディングのバルコニーから狙撃されたそうで、いまもライターズ・ビルディング前に銅像があるらしい(俺は見てない)。ちなみに狙撃は12月8日(1930年)で、ジョン・レノンが狙撃された日と同じだ。彼はそんなところでもインドとつながっていたとは…
でもBaghの意味はわからなかった。
池はやはりLal Dighiという名で、Lal Dighi - Wikipediaによると、上水用の貯水池だったようだ。真四角で大きな池がまちなかのええとこドンまんなかにあって不思議な気がしたものだ。
地下鉄の駅を見つけたので、ついでにカーリーガートまでいってみることにした。目的地はマザー・テレサの[死を待つ人の家]である。俺はここで、1日だけ皿洗いのボランティアをしたことがある。
Kali templeを検索する。

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このすぐ近くにあったはずだ。
だが、[死を待つ人の家]って、英語でなんて言うんだ?と思って調べると(死を待つ人々の家 - Wikipedia)、ああ今は"人々の"というのか(昔からか?)。おお、中の写真がある。このとおりだった。みんなわりと元気そうで、明るい雰囲気で、ちょっと肩すかしをくったような感じがしたなあ。まあ、そのぶん気が楽だったけどね。
それはさておき、かんじんの英語表記がないではないか。困った。と思ったら、緯度経度がかいてあった。この地図がわかりやすかったよ。なんだKali templeのすぐ隣だったのか。Nirmal Hriday というところ。英語では、Kalighat Home for the Dying というんだね。または、Kalighat, the Home of the Pure Heart。まあ、そんなことはどうでもよくなってしまったのだが。緯度経度で見つかったのだから。
あのとき、ついでに俺はKali templeにたちよった。そうしたら俺の目のまえで生贄のヤギが首をはねられ、俺はその血を額に塗られたのだった。そのあと、沐浴場ですこし泳いだ。それからしばらくは、Kaliこそが俺の守護神だと考えていた。Kaliのパワーが体にみなぎるのを感じていた、わけではない。そう思いたかっただけだ。
今回、地図を見て気がついたのだが、それらの場所は地下鉄の西側だった。俺は何十年間も東側だと思っていた。地下鉄の駅との相対的な位置関係は記憶どおりだ。地上に出て方角が分からなくなるのは、地下鉄ではよくあることだ。今回これを書くにあたって、昔なんか書いたような気がしたので調べてみたら、やっぱり2006-08-01 - 主夫の生活ですこし書いていた。そのときは、それらの場所を見つけることができなかったようだが、それもそのはずである。