フル乗車のミラバンでまとまった距離を走る

まとまった距離というのがどのくらいなのか、その見解には個人差が大いにあるだろうが、俺にとって(ミラバンにとって)40kmというのは十分まとまった距離だ。いつも1回につき5km程度しか走らないから。
このまえの3日、いわゆるひとつの《お年始》というやつで実家にいったのだ。俺は「面倒くさいからまあ行かんとこうか」と言ったのだが、妻に「そんなことを言ってはいかん」とたしなめられて。
しかし、この日から「はい新年ですよ」といわれて、素直に「はいそうですか」と納得できるものか。実際、その日のまえとあとで、何がちがうかと言ったら、ほとんど何もちがわないのである。年の始めなんてものはじつに恣意的なもので、現に、まったく別の日に新年を祝う(のもトロくさいと思うけど)人たちが、いっぱいいるではないか。だったら、なにか用事があってどうでも実家にいかないかん日を元日と思えばいいではないか。
さてさて。
まえの日のスキーは(当然!)フィットでいったので、次の日はミラバンをすこし走らせたかった。身長175センチを超える子どもたち2人を含めた家族4人でミラバンはいささかきつかろうと、事前に彼らに諮ってみたら、上の子は「後ろの席でもかまわない」とのことだったので、決行することに。
運転席のシートもいつもよりうんと前に出さなければならず、なんかラリードライバーみたいでいい。心配していた東部丘陵地帯の坂道も、ぐいぐい登っていく。買った直後に蓼科へいったときとちがって、エンジン回せるからね。それでも、「2速のときは##km/hまでしか出していけません」みたいなやつの3/4ぐらいまでかな。めいっぱい回したらどういうことになるのだろう。いやいや、エンジンなんて660ccでじゅうぶんですよ。